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この記事はNutanix Advent Calendar 2019 1枚目の6日目として作成しました。
皆さんはNutanixがその内部でどんなことをしているか、気になりませんか?少しだけそれを感じ取れる(理解できるとは言ってない…が理解できるとトラブルシュート等にも役立つことがあるかもしれない)方法がありますので紹介します。Nutanix Community Editionでも出来ます。
重要なページ?
ここで記述する話の一部は、実はNutanix Bibleでも「重要なページ」というセクションで少しだけ解説されています。
重要なページの何が重要なのかと聞かれると、正直なところ多くの人にとっては直接的には重要ではないかもしれません。細かいところは気にしなくても動いてくれるからこその「インビジブル」ですので。
なので、シンプルにに知的好奇心を満たすものだと思いましょう!
でも、細かな挙動を知っていても全く損はありませんよね?
CVMの特に主要なサービス
さて、重要なページに表示される内容を「完全に理解した」となるために、まず前提としてCVM内で稼働しているいくつかのサービスの名前を超ざっくり押さえておきましょう。カッコ内は対応するポート番号です。
- Stargate(2009): ハイパーバイザーからのストレージI/Oを制御するサービスです。
- Curator(2010): 格納済みデータに実施される、バランシングや圧縮・重複排除などのジョブやタスクの管理するサービスです。
- Cerebro(2020): スナップショットやリモートレプリケーション機能を制御するサービスです。
- Acropolis(2030): AHVの様々な機能を制御するサービスです。AHV自身は単体で完結するのではなく、多くの制御がAcropolisサービスで行われています。
だいぶは端折った説明ですが、もっと詳しい説明はNutanix Bibleの「クラスターコンポーネント」に書いてあります。
これ以外にもNutanix Bibleでデータの分散や階層化をはじめとする様々な仕組みについて押さえておいたほうが楽しめると思います。
どうすればアクセスできる?
さて、この重要なページ、大昔のバージョンでは普通にWebブラウザで http://<CVMのIPアドレス>:<サービス毎のポート番号> にアクセスすれば閲覧できていた気がするのですが、現在は大半のポートが閉じられています(2020はリモートレプリケーションに使用するため開いている)。
海外のBlog等ではCVMのポートを解放する方法が紹介されていたりするのですが、あまり安易にポートを開けて、そのまま放置してしまうようなことが起きるも気持ちが悪いので、ポートを解放しなくても重要なページを閲覧できる方法を紹介します。
アクセス方法
- まずCVMにSSHでアクセスします。
- CVM上で”links”というコマンドを使います。
linksはCUI上で使えるテキストベースWebブラウザです。
下記のように実行します。
$ links https://0:<サービスのポート番号>
こんな感じで表示されます。 |
linksの最低限の操作方法
- ↑,↓ : スクロール
- Enter,→ : ハイパーリンク先への移動
- ← : 戻る
- q : linksを終了する
- Ctrl + r : リロード
おわりに
今回は以上です。重要なページに書かれている内容を解説すると、果てしなく長くなりますので…が、気になる人は表示される単語を拾いつつ、Nutanix Bibleとにらめっこしながら見てみましょう!ただしNutanix Bibleでも全てが解説されているわけではありませんが…。個人的なおすすめはCurator(2010番ポート)のページです!