2013年1月29日火曜日

CloudStack徹底入門

私も出版に携わらせていただいた、『CloudStack徹底入門』が書店に並び始めました。


今回の執筆プロジェクトにおける私自身の役割としては、レビュアーという位置づけで、全体設計・執筆陣にお願いした各章の進捗管理・いただいた原稿の技術/文章チェック・文体統一など、監修的な立場での参加でした。


しかし私の性分のせいもあり、内容チェック後の加筆修正や、いくつかの節の追加執筆などをかなりガッツリと行ったため、いつの間にやらそれなりの量を執筆させていただきました:) また、表紙の裏側や帯の文言まであれこれ細かく注文を付けさせて頂いたり、前書きを書かせて頂いたりもしています。


9月の下旬に執筆陣で集まってキックオフミーティングをし、1月中旬まで関連作業を続けてきましたが、徹底入門シリーズとして書店に並んでも恥ずかしくない仕上がりになったと思います。


なお、Amazonではしばらく前から予約受付中になっていましたが、なんと既に現在在庫切れになっているようです。お買い上げいただいたみなさま、ありがとうございます。


また、盛りだくさんな原稿を作成いただいた執筆陣の皆さん、レビューチームとして作業分担し迅速に対応してくれた前職同僚のFLM鬼形さん、印刷所への入稿間際まで私たちの要望に応えてくださり各種調整や品質向上に尽力いただいた翔泳社の石川さんにも感謝です。


CloudStackを試してみたいけれど、何から始めればいいかわからない場合などは、ぜひこの本を手に取っていただければ幸いです。


CloudStack徹底入門

CloudStack徹底入門


2013年1月9日水曜日

日経Linux 2013年2月号にて、記事を執筆させて頂きました

オープンソースIaaS構築ソフト「CloudStack」を活用、という記事を書きました。


1時間ぐらいでCloudStack環境をちゃちゃっと作って、お勉強してみましょう、という趣旨の記事になっております。


CloudStackを触ったことがないという方はまだまだ多いので、日経Linux片手にお試しいただければ幸いです。


 


日経の冠が付いていると、親に見せた時の反応が違う…。
昔、母が日経パソコンを定期購読してたのもあってかもしれませんが。


f:id:smzksts:20130109014035j:plain


2013年1月1日火曜日

CloudStackとOpenStack Swiftの連携

あけましておめでとうございます。それはさておき、


CloudStackの資料等々を見ているとしばしば、OpenStack Swiftをセカンダリストレージとして使用できると書かれていますね。しかし私、動いている実機を見たことがありませんでした。というわけで今回はとりあえず連携できるのかを試してみて、動くことを確認しました:)


■OpenStack Swiftとは


@irix_jp さんの資料を見ておきましょう。

■CloudStack連携の情報を探してみた
CloudStackのドキュメントページのところで"Swift"で検索してみました。
以下がヒットしました。
●Admin Guide
13.4. Using Swift for Secondary Storage
→んー、Swiftの説明は書いてないぞ…。
●Installation Guide
2.6. About Secondary Storage
→CloudStack環境におけるSwiftについては、こちらに書かれていました。大まかにいうと、以下のような役割になるようです。



  • Swiftを追加すると、Cloud全体で共有されるストレージとして動作する
    (※通常のNFSセカンダリストレージはゾーンごとに必要)

  • テンプレートをNFSセカンダリストレージに格納すると、Swiftへ転送される

  • Swiftへ転送されたテンプレートは、すべてのゾーンで使用できる


6.2. Adding a Zone
→手順はこちらにありました。
6.7. Add Secondary Storage
> 6.7.2. Adding Secondary Storage
> If you are going to use Swift for cloud-wide secondary storage, you must add the Swift storage to CloudStack before you add the local zone secondary storage servers. See Section 6.2, “Adding a Zone”.

→ということなので、手順については6.2を見るのがよさそうです。

■Swiftを動かす
Swift関連の情報は公式サイトで確認しました。
こちらにSAIO - Swift All in Oneというものがあり、単一ホストにSwiftを設定する手順書になっています。
本来Swiftは複数ホストで動かす分散オブジェクトストレージですが、今回はとにかく連携させてみる、ということでSAIOの手順にならいました。ちなみに、SAIOでも結構設定に時間がかかりました…。

■連携させる
6.2にも下記のように記載があるとおり、CloudStackでSwiftを使用する場合には、CloudStack管理サーバーにゾーンが未作成の状態で、あらかじめSwift連携設定をしておく必要があります。
> If you are going to use Swift for cloud-wide secondary storage, you need to add it before you add zones.

1.adminでログインする。
2.グローバル設定の"enable.swift"の値を"false"から"true"に変更する。


f:id:smzksts:20121231233327p:plain


3.管理サーバーサービスを再起動する。
# service cloud-management restart
4.管理UIへのセッションがいったん切れるので、再度adminでログインする。


5.[インフラストラクチャ] > [ゾーン]を開き、[Swiftの有効化]をクリックする。


f:id:smzksts:20121231233414p:plain


6.Swiftへの接続設定を入力し、[OK]をクリックする。
スクリーンショットの例では、SAIOの手順に従ってSwiftを設定した際に作成している、テスト用のユーザーを使ってSwfitに接続をしています。


f:id:smzksts:20121231233436p:plain


7.状態メッセージが表示されるので[Close]をクリック。
"Swiftが構成されました。注、このページを閉じると、Swiftを再構成することはできません。"出るとおり、Swiftの設定画面は出てこなくなってしまうので、設定は慎重に。
8.ゾーンを構成する。
通常通りにゾーンを構成します。

■確認する
・ログを見る
Swiftの動作ログは/var/log/syslogに格納されます。
セカンダリストレージVMやSwiftのノード間でオブジェクト(ファイル)のやりとりが行われている様子が確認できます。
・ストレージに格納されたデータの比較
ゾーンを構成・有効化するとセカンダリストレージの中身がSwiftに転送されるようになります。セカンダリストレージの中身とSwiftの中身を確認してみましょう。同じファイルが転送されているのが確認できます。


====================
[root@nfssvr home]# ls -R secondary/
secondary/:
snapshots  template  volumes

secondary/snapshots:

secondary/template:
tmpl

secondary/template/tmpl:
1

secondary/template/tmpl/1:
1  5

secondary/template/tmpl/1/1:
8b382a50-e4a2-45d8-887d-70aaecd822fd.vhd  template.properties

secondary/template/tmpl/1/5:
d5a259e7-9d77-3580-97db-74ce5fcf5b99.vhd  dnld4447498382030525902tmp_  template.properties

secondary/volumes:

====================


root@swift31:~# swift -A http://127.0.0.1:8080/auth/v1.0 -U test:tester -K testing list
T-1
T-5
container-1c0fe6ad-2bf2-4fc2-a23a-520cc6635c53
root@swift31:~# swift -A http://127.0.0.1:8080/auth/v1.0 -U test:tester -K testing list T-1
8b382a50-e4a2-45d8-887d-70aaecd822fd.vhd
template.properties
root@swift31:~# swift -A http://127.0.0.1:8080/auth/v1.0 -U test:tester -K testing list T-5
d5a259e7-9d77-3580-97db-74ce5fcf5b99.vhd
dnld4447498382030525902tmp_
template.properties
root@swift31:~#


====================


以上です。今年もCitrix日本CloudStackユーザ会をよろしくお願いします。